TotalView for HPC の新機能

安全で堅牢なコードを書くには、潜在的な問題点を早期に特定し、様々な開発環境にスムーズに適合し、リリーススケジュールを遅らせないためのツールが必要です。最新バージョンの TotalView は C,C++ および Python - C/C++ 混合アプリケーションに対する広範なプラットフォーム、開発言語、コンパイラをサポートしています。

TotalView 2018.2

製品ドキュメント(英語 |日本語)| リリースノート |  サポート環境表(pdf)TotalViewに関するブログ記事

TotalView 新機能(What’s New)スプラッシュスクリーン表示

TotalViewの新機能を分かり易くするために、新バージョンをインストールすると、新機能(What's New)のスプラッシュスクリーンが表示されるようになります。このダイアログは、新機能とその機能を知るためのリンクなど便利な情報を提供します。スプラッシュスクリーンは簡単に非表示にすることができ、次のバージョンがインストールされるまで表示されません。ダイアログを再び表示させたい場合は、ヘルプメニューから「What's New in TotalView」を選択して下さい。

新しいユーザーインターフェイス(UI)"NextGen"正式サポート

TotalViewバージョン2018.2から、新しいUIが正式サポートになりました。既存のTotalViewユーザーの環境では、TotalView クラシックUIがデフォルトのままですが、環境設定ダイアログの表示タブでデフォルトの設定を簡単に変更することができます。新規ユーザーの環境では、新しいUIがデフォルトとして表示されます。新しい機能は引き続き新しいUIに追加されていきます。クラシックUIから新しいUIに追加する機能の優先順位付けに皆様のご意見を積極的に取り入れてまいります。新しいUIや機能に関するご意見・ご要望を tv-beta@roguewave.com までお寄せ下さい。

CUDA デバッグモデル、および統合されたディスプレイの改善

2018.2のリリースでは、dlopenを利用して共有ライブラリを動的にロードするアプリケーション、CUDAアプリケーション内にアクションポイントを簡単に設定できるなどの機能が強化されました。どちらの場合でも、CUDAまたは共有ライブラリのコードがロードされるまでブレークポイントの設定に必要な情報はデバッガで使用できません。この問題を解決するため、その行の実行可能コードが識別できるかどうかにかかわらず、ソースビュー内の任意の行にブレークポイントを設定できるようになりました。実行時にCUDAまたは共有ライブラリコードがロードされるまで、ブレークポイントはペンディングブレークポイント(pending breakpoint)またはスライドブレークポイント(sliding breakpoint)のいずれかになります。詳細は、TotalViewユーザーガイド、Chapter 27 - CUDA Debug Model and Unified Display をご覧下さい。さい。

新しいユーザーインターフェイス(UI)の改善

Display Preferencesパネル、またはコマンドラインから-newUIオプションを使用して表示されるTotalViewの新しいユーザーインターフェイス(UI)は、アプリケーションのデバッグをさらに容易にするための機能を今後も追加してゆきます。新しいユーザーインターフェイスに関するフィードバック、追加機能のリクエストや不足機能のレポート、または問題点などがありましたら tv-beta@roguewave.com までお知らせ下さい。

  • TotalViewの新UIへようこそ!
    データビュー(Data View)は、プログラム内の変数を探索したりデータをデバッグしたりするために使用しされます。 複数の データビュー(Data View) 管理を便利にするために、データビュー(Data View)のツールバーにある「複製ビュー(duplicate view)」アイコンをクリックするだけで、複数のデータビュー(Data View)が作成できるようになりました。 新しいData Viewが作成され、元のData View内の選択されたアイテムが新しいビューとして複製されます。
  • PC(Program Counter)の設定
    プログラムカウンタ(PC)を新しい行の位置に設定する機能が追加されました。PCを変更するには、ソースコードの有効な行を選択し、”Thread | Set PC” メニューから選択するか、シンプルに「p」キーを押すだけです。
  • データビュー(Data View)の改善
    プログラムの実行中に変化するデータやデータの収集をよりよく表示するための機能を強化しました。
  • アクションポイント(Action Point)の改善
    CUDAユニファイドブレークポイント(CUDA Unified Breakpoints)の動作、およびCUDAアクションポイントの正確な状態を示すための改善
  • マルチプロセスデバッグの改善
    新しいユーザーインターフェイスのさまざまな側面で、操作や表示されたデータにフォーカスしたプロセスの共有グループが使用されます。例えば、フォーカスしている現在の共有グループに関連するソースファイルとアクションポイントのみが表示されます。別の共有グループの別のプロセスにフォーカスが移ると、ソースビューとアクションポイントビューが更新され、関連するファイルとアクションポイントが表示されます。
  • バグフィックスと改善
    多数のバグ修正とマイナーな改善が行われました。

std::string値の表示

TotalView のバージョン2018.2では、diveをしなくても、std :: stringの結果の文字列の値が表示されるようになりました。 文字列はツールチップ(Tooltip)、ローカル変数ペイン、および文字列値が表示されるはずのすべての場所に表示されるようになりました。

QString タイプの変換

TotalView 2018.2はQt 4およびQt 5アプリケーションでQ Stringタイプのインスタンスを自動的に変換します。Human-friendly形式で文字データの配置や操作をする必要がなくなりました。

シングルステッパー「スキップ」ルール(single-stepper “skip” rule)の管理

TotalViewでは、ソースレベルのシングルステッピングの動作を変更するシングルステッパー「スキップ」ルール(single-stepper “skip” rule)を定義する機能が追加されました。このルールは、デバッグに関心のない機能を識別します。スキップルールは、関数をスキップ(skip)または無視(through)するように定義することができます。スキップするケースでは、デバッガは関数にステップインせず先に進みます。これらは、C ++ STLコードなどのライブラリ関数をスキップするのに便利です。 スキップスルー・ルールは、関数のソース行の情報を無視するようにデバッガに指示します。そのため、シングルステップは、関数のソース行でステップ実行が停止しません。 スキップスルーされた関数が別の関数を呼び出す場合、その呼び出しは元のシングルステッピング操作に従って処理されます。 スキップスルーは、コールバックやサンク(thunk)関数などでお使いいただけます。詳細や使用例は、「TotalViewリファレンスガイド」のdskipコマンドのドキュメントをご参照下さい。

その他の詳細は リースノートをご覧下さい。

 

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